悪魔のようなあいつ(TVドラマ)

ジュリー主演の三億円事件テーマのTVドラマ「悪魔のようなあいつ」をTVドラマ「クロコーチ」で盛り上がってた時(2013年末)に、脚本が長谷川和彦ということと、CS-TBSで75年の初回放送以来の再放送とうたってて非常にレア作品と知り、観ました。

ほんとは家族皆で観ようと思ってたところ、まだ幼い姪には見せられん非常に過激な内容で(笑)。

ジュリーが女性に体を売ったり、レイプや犯罪、殺人、暴力シーン満載!そしてまさかの藤竜也→ジュリーへの同性愛を思わせるシーンもありで。どんなにジュリーに裏切られても藤竜也は口癖のように、「ポールCハーパーJrという島に行って2人で余生を過ごそう」とジュリーをくどくんです。その島どこやねん!

この頃の藤竜也さんは33−34歳位らしいんですが、めちゃくちゃ渋カッコよく、ハードボイルドが似合い、サングラスしてると見た目「マカロニほうれん荘」のトシちゃん(古!)かと。もちろん20代のジュリーも色っぽカッコよく、パナマ帽が似合ってました。

あと、75年のTVドラマなんて初めて観たんですが、シリアスなドラマなのに、刑事が犯人のジュリー尾行するのにチンドン屋に扮装して目立ってバレバレやったり、ジュリーの彼女でナース役の篠ひろ子さんがなぜかオフの時もずっとナース服着てたりとか(コスプレのはしり?)、セットで録ってるシーンが多いせいか、もはやドリフのコントっぽく思えたり、ツッコミどころ満載でした。当時はそういう演出が普通だったんでしょうか?誰か教えてほしいです!

原作も関わられてる阿久悠さんの歌詞「時の過ぎゆくままに」が主題歌で、ほぼ毎回ジュリーが働くクラブで歌うシーンもありでした。プロデューサーが久世光彦さんということから音楽フィーチャーTVドラマ繋がりで「ムー一族」も観たくなったり、藤竜也繋がりで「ミセスとぼくとセニョールと」も久々に観たくなりました。藤竜也さんもこの1年後「愛のコリーダ」出演されるんですよね。私もロンドン在住時に修正なしの映画「愛のコリーダ」観て衝撃だったな〜。

で、「悪魔のようなあいつ」は非常に濃く、この時代のドラマも勉強させてもらえた意味でも大変面白かったのでオススメです。この時代にTVドラマでこれだけ過激なものやるとはすごいです!

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